本来、湯灌(ゆかん)とは故人様のご逝去に際しご遺族・ご親族様が集い、たらいに逆さ湯(水にお湯を足すという、通常とは逆の方法で温度の調節をすること)をはり、温かい手できれいに清めるという儀式でした。
湯灌とは納棺師が故人様の身体や髪を洗い清め、化粧を施し旅立ちの身支度を整えるという儀式です。※宗派によって異なります。
現世でのけがれや苦しみの一切を洗い清めて、来世での功徳を願いながら執り行う、亡くなられてから最初に行う儀式です。また、生まれ変わりのための「産湯」の意味もあると言われています。
やわらぎ斎場では昔ながらの習慣を継承し、安らかなる旅立ちへの準備をお手伝いさせていただいており、故人様は湯灌専用のお風呂に入り、専任のスタッフがシャンプーをして髪を整え、お髭を剃ったり薄化粧をし爪を切り着付等を行います。
湯船からお湯まですべてやわらぎ斎場がご用意致します。お客様は何もご用意する必要はございません。お体を清め身支度を調えお棺に入られるまで約1時間を頂戴しております。
湯灌は、故人様の現世でのお疲れなど、心身共に洗い清め、来世に生まれ変わる様にという願いが込められた大切な儀式です。
湯灌の儀式を終えられた故人様のお顔は、見違えるようにとてもさっぱりとした表情になります。ご遺族様の皆様のお気持ちも癒される時間になることでしょう。
またあわただしく過ぎてしまうお通夜お葬式を前に、湯灌の儀式は、唯一ご遺族様・ご親族様の方々が故人様とゆっくり向き合える、貴重な時間を生み出しています。
故人様、またご遺族ご親族様の方々にとっても納得できる尊厳あるお別れをしていただきたい・・・。私たちはそんな想いを胸に、洗体湯灌をご案内しています。
入院してから風呂に入ることができなかった父が気持ち良さそうに見えた。 | |
初めての体験でしたので、とても優しくご丁寧に接して頂き、感謝致しております。 | |
スーツでもOKということでした。多少心配しましたが、予想通り現職時代の姿で旅立ちました。 | |
優しく丁寧に夫も満足した事でしょう。初めてでした。あんなに時間を掛けて驚きました。 | |
母は高齢でしたが、最後に美しくして頂けてとても喜んでいると思います。 |
お客様からよく寄せられる、ご質問です。
病院の処置ではほとんどの場合、アルコールで拭き綿詰めをするだけです。湯灌では洗髪・洗体、髭剃り・顔剃り、爪切り、お化粧も致しますので病院の処置とは別格です。
畳にして3畳~4畳半のスペースがあれば可能ですが、立ち会われるご遺族様の人数により変わります。
故人様にご縁が深い方のみでも結構です。
最初から最後まで、大きなタオルをかけ、お肌を見せない状態で行いますので心配ございません。
故人様の人としての尊厳を最後まで守り、美しく清らかな旅立ちをサポートすると同時に、ご遺族様の想いを カタチとして表現することができます。その結果、洗体湯灌を故人様に施したご遺族様からは「やってよかった」というお言葉をたくさん頂戴しており、やわらぎ斎場はその必要性を感じております。
準備や後片付けを含めて60分~90分程度かかります。
湯灌の儀式は全てスタッフが行いますが、ご遺族様のご意向に添えるように致しますのでご遠慮なくお申し付け下さい。
湯灌の儀式に必要なものは全てスタッフがお持ち致しますので、特にご用意していただく必要はございません。
白装束などはスタッフがお持ちしますが、ご希望があれば生前故人様がご愛用していたお召し物をご用意いただいても結構でございます。
簡易浴槽をご用意し、給湯・排水も湯灌専用車で行います。 使ったお湯は全て持ち帰らせて頂きます。
宗教・宗派を問わずどなたにでもご対応致します。
やわらぎ斎場は、札幌・旭川を中心に全道12市40以上の施設で展開しております。